シンポジウム講演募集テーマ

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S1.気液、液液、固液界面の化学(主催:溶液化学委員会)
様々な物質相と溶液との界面に関する研究が新たな局面を迎えている。そのひとつは界面での液体の構造や物性を測定する新しい実験手段の開発により、様々な化学現象のその場観察が可能になったことである。また、表面修飾電極、多孔質カーボン、カーボンナノチューブ、など新しい物質や素材の開発も新しい溶液界面および化学反応場の可能性を開拓しつつある。さらに、最近、液体の統計力学や分子シミュレーションなどの理論もこれらの界面における液体の構造や化学過程を分子レベルで記述する段階に来ており、この分野の展開に大きな期待を呼び起こしている。本シンポジウムでは、溶液−電極界面、液液2相界面、カーボン細孔中の溶液を始とする様々な溶液界面の構造、物性、およびダイナミクスを実験および理論の両面から解明していく。招待講演および一般講演で企画。
  問合先:〒444-8585 岡崎市明大寺町西郷中 分子科学研究所 平田文男
   (TEL 0564-55-7314, FAX 0564-53-4660, E-mail:hirata@ims.ac.jp

S2.分子機能電極−界面電子移動制御とその応用(主催:分子機能電極研究会)
電極−溶液界面の分子レベルでのデザイン・改質の基礎的評価と応用を探る研究発表を募集。有機、金属錯体による単分子修飾、アドアトム、LB修飾、高分子被膜、薄 膜形成など、招待講演および一般講演で企画。
  問合先:〒226-8502 横浜市緑区長津田町4259 東京工業大学大学院総合理工学研究科 大坂武男
   (TEL 045-924-5404, FAX 045-924-5489, E-mail:ohsaka@echem.titech.ac.jp)

S3.光電気化学の新展開(共催:光電気化学研究懇談会、大会実行委員会)
現代の環境・エネルギー問題に深くかかわる光触媒や光電極あるいは太陽電池などの基礎となる光電気化学は、用いる光機能材料のナノサイズでの精密制御やこれまでにない新機能への発展をみせている。本シンポジウムでは、光電気化学の新しい展開について幅広い範囲の発表と活発な討論を期待する。招待講演および一般講演で企画。
  問合先:〒060-0811 札幌市北区北11条西10丁目 北海道大学触媒化学研究センター 大谷文章
   (TEL 011-706-3673, FAX 011-706-4925, E-mail:ohtani@cat.hokudai.ac.jp)

S4.有機電気化学と環境調和型反応(共催:有機電気化学研究会、大会実行委員会)
有機電気化学は酸化還元反応の試薬として電子を用いることから環境に優しく、グリーンケミストリーを指向する21世紀の有機化学において重要な役割が期待されている。本シンポジウムでは電気化学による有機・無機電解合成などの環境調和型を目指した電解反応をはじめ、廃棄物の処理や有効利用、クリーンプロセス、化学センサなどの広い意味での有機電気化学の基礎から応用に関する研究発表、ならびにこれら有機電気化学の将来的な展望を含めた研究発表を幅広く募集。招待講演、依頼講演および一般講演で企画。
  問合先:〒060-8628 札幌市北区北13条西8丁目 北海道大学大学院工学研究科分子化学専攻 徳田昌生
   (TEL 011-706-6599, FAX 011-706-6598, E-mail:tokuda@org-mc.eng.hokudai.ac.jp)

S5.生命科学と電気化学(主催:生物工学研究会)
バイオテクノロジー、ライフサイエンス、エコサイエンスに関連する電気化学の研究全般。バイオエレクトロニクスやバイオマグネティズム、生体関連物質などの生体内発 現機構の電気化学的な解明や活性制御、バイオセンサやDNAチップの開発、これらの医学・薬学的または工学的応用等広範囲の研究発表を募集。招待講演および一般講演で企画。
  問合先:〒184-8588 小金井市中町2-24-16 東京農工大学工学部生命工学科 松岡英明
   (TEL 042-388-7029, FAX 042-387-1503, E-mail:bio-func@cc.tuat.ac.jp)

S6.溶融塩科学・技術の新たなる展開を目指して(共催:溶融塩委員会、大会実行委員会)
近年の溶融塩科学は、物性・構造研究、金属の電析、表面処理の他に燃料電池、廃棄物処理と言ったエネルギー、環境も配慮した分野に成長している。この溶融塩に関する基礎から応用までの研究発表を広く募集。招待講演および一般講演で企画。
  問合先:〒060-8628 札幌市北区北13条西8丁目 北海道大学大学院工学研究科分子化学専攻 上田幹人
   (TEL & FAX 011-706-7813, E-mail:mikito@eng.hokudai.ac.jp)

S7.固体化学の基礎と応用−固体材料の合成・物性・反応性(主催:固体化学の新しい指針を探る研究会)
固体化合物および固体材料の合成・物性・化学反応など固体化学の分野には、各種興味ある現象や理論的解釈が含まれる。固体化学全般にわたる意欲的な研究発表を募集。招待講演および一般講演で企画。
  問合先:〒152-8552 東京都目黒区大岡山2-12-1 東京工業大学大学院理工学研究科応用化学専攻 脇原將孝
   (TEL 03-5734-2145, FAX 03-5734-2146, E-mail:mwakihar@o.cc.titech.ac.jp)

S8.機能性セラミックスの基礎と応用(主催:機能性セラミックス研究会)
機能性セラミックスの作製からその特性および応用まで、最近の展開についての発表を募集。招待講演および一般講演で企画。
  問合先:〒169-8555 東京都新宿区大久保3-4-1 早稲田大学理工学部物質開発工学科 一ノ瀬昇
   (TEL 03-5286-3307, FAX 03-3200-2567, E-mail:ichinose@mn.waseda.ac.jp)

S9.キャパシタ技術の新しい展開(主催:キャパシタ技術委員会)
電子機器用の小形コンデンサから、エネルギー用大容量キャパシタまで、コンデンサ(キャパシタ)をとりまく技術環境は急速に進展している。これら広範囲にわたるキャパシタの基礎科学、材料、技術および利用に関する研究発表を広く募集(既発表の内容を新たな視点からまとめなおした発表も歓迎)。招待講演および一般講演で企画。
  問合先:〒755-8611 宇部市常盤台2-16-1 山口大学工学部応用化学工学科 森田 昌行
   (TEL 0836-85-9211, FAX 0836-85-9201, E-mail:capa@yamaguchi-u.ac.jp)

S10.腐食科学と表面処理:新技術開発への展望(共催:腐食専門委員会、大会実行委員会)
社会基盤であるインフラストラクチャーをミニマム・メンテナンス・コストで維持していくことは、今後の日本社会の重要課題である。このために必要な腐食防食科学・技術を新しい目で眺めていきたい。腐食・表面処理に関する最近の測定結果を討論する。招待講演および一般講演で企画。
  問合先:〒060-8628 札幌市北区北13条西8丁目 北海道大学大学院工学研究科界面制御工学講座 大塚俊明
   (TEL& FAX 011-706-6351, E-mail:ohtsuka@elechem1-mc.eng.hokudai)

S11.火力発電プラントの腐食防食対策としての水化学(主催:水・蒸気サイクル化学研究会)
規制緩和の進行に伴い、電力コストもその低減が重要な課題となってきており、発電プラントでも施設の簡素化と発電の信頼性という相応する課題を併せて確保することが要求されている。このため、プラントの水化学管理への期待もますます強くなっている。本シンポジウムでは発電プラントにおける腐食事例、防止対策としての水質管理技術、高温水腐食に関連した発表を幅広く募集。招待講演および一般講演で企画。
  問合先:〒514-0825 津市緑ヶ丘1-21-11 水野孝之
   (TEL & FAX 059-237-2019, E-mail:taka-mizuno@mtd.biglobe.ne.jp)

S12.海生生物汚損とその対策(主催:海生生物汚損対策懇談会)
生物汚れは伝熱阻害、流動阻害をもたらすとともに腐食の原因や誘因ともなる。海洋微生物、大型汚損生物の生態生活史、生物皮膜や汚損の実例、復水器管等の汚れや腐食事例とそれらの対策に関連した発表を幅広く募集。招待講演および一般講演で企画。
  問合先:〒590-0105 堺市竹城台3-10-3 海生生物汚損対策懇談会 川辺允志
   (TEL 072-297-0963, FAX 072-293-0841, E-mail:ANA48692@nifty.com)

S13.薄膜・微粒子成長と微細加工技術の新展開(主催:情報機能材料研究会)
エレクトロニクスの分野において薄膜や微粒子は重要な位置を占めている。その合成や加工において電気化学的立場からの議論が必要となる。このシンポジウムではナノテクノロジーにおいて根幹をなすテーマの1つとして薄膜・微粒子・微細加工をキーワードに討論する。招待講演および一般講演で企画。
  問合先:〒226-8502 横浜市緑区長津田町4259 東京工業大学大学院総合理工学研究科物質科学創造専攻 北本仁孝
   (TEL 045-924-5424, FAX 045-924-5433, E-mail:kitamoto@iem.titech.ac.jp)

S14.電極反応のアトムプロセス(主催:電極表面科学研究懇談会)
電気化学反応を本質的に理解するには原子・分子レベルの知識が必要である。基礎研究の他にも応用分野からの発表を期待する。招待講演および一般講演で企画。
  問合先:〒980-8579 仙台市青葉区青葉04 東北大学大学院工学研究科応用化学専攻 板谷謹悟
  (TEL& FAX 022-214-5380, E-mail:itaya@atom.che.tohoku.ac.jp)

S15.第23回明日をひらく技術・教育シンポジウム(主催:技術・教育研究懇談会)
電気化学、材料、環境、コンピュータ利用の技術・教育研究等の広範囲の研究発表を募集。特別企画としてパネル討論を計画。招待講演および一般講演で企画。研究発表と同時に論文誌も発行。学生の研究発表(論文誌掲載可の者)に対し奨励賞を授与している。
  問合先:〒193-8610 八王子市椚田町1220-2 東京工業高等専門学校物質工学科 西宮辰明
   (TEL 0426-68-5068, FAX 0426-68-5059, E-mail:tatsu@tokyo-ct.ac.jp)


一般学術講演分類
1.電気化学基礎
 1.1 溶液化学
 1.2 電気化学反応・基礎一般
 1.3 電気化学測定法
 1.4 機能性電極
 1.5 光電気化学
 1.6 有機電気化学
 1.7 生物電気化学
 1.8 溶融塩
 1.9 固体電気化学
2.電気化学応用
 2.1 電池・エネルギー化学
 2.2 工業電解
 2.3 腐食,防食,電析,表面処理
 2.4 環境化学
 2.5 化学センサ
 2.6 機能性膜
 2.7 電気化学応用一般
3.材料・デバイス
 3.1 固体化学
 3.2 半導体材料
 3.3 エレクトロセラミックス
 3.4 磁性材料・磁性素子
 3.5 表示材料・素子
 3.6 蛍光体材料
 3.7 物理センサ
 3.8 電子デバイス・材料一般
 3.9 プラズマプロセス
 3.10 CVD,MOCVD

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