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あらまし

目的

本会は「電気化学に関する産業・学術の進歩発展を図る」ことを目的に、昭和10年(1935年)2月、通産省と文部省の認可により社団法人「電気化学協会」として設立されました。本会の使命は、電気化学の基礎と応用に関する研究の推進と、それを基礎とする産業技術の進歩を図り、学術文化の向上と産業の振興に寄与することです。
設立以後、電気化学も工業物理化学一般も、学問・技術の両面で飛躍的な進歩を遂げると同時に、わが国の産業を取りまく諸条件も多様な変化を見せた結果、本会のカバーする領域も、半導体など電子材料分野、さらには超伝導材料、電気自動車、燃料電池といった新材料や技術、またセンサ、生物工学なども網羅する学術上の広がりをみるにいたり、これに鑑み平成8年、電気化学会へ改称いたしました。
こうした先端的諸分野における技術開発の強化は、環境やエネルギー問題の解決に向けてわが国の技術水準をさらに高める上で不可欠であり、学術・技術の両面でこれを推進しようとする本会の役割は今後ますます増大するものと期待されております。
また、社団法人電気化学会は平成23年12月27日付けで内閣総理大臣より公益社団法人移行の認定を受け、平成24年1月4日より公益社団法人として、新たに発足いたしました。

会員状況

本会の現会員数は約5,200名を超えるにいたり、化学・物理・電池・材料・電気・電子・表面・バイオなど、広範な分野に及ぶ産業界と官学の研究者・学生が入会しています。

種別 入会金 年会費 資格
名誉・終身会員
本会の目的に関し顕著な功労のあった者で、理事会の
推薦によって総会の承認を得た者
個人会員
2,000円
11,000円
本会の目的に賛同し理事会の承認を得た者
学生会員
1,000円
4,500円
本会の目的に賛同し理事会の承認を得た、学籍を有する者
法人会員
10,000円
1口 40,000円
本会の目的に賛同し、その事業活動に参画する法人又は団体
特別法人会員
30,000円
100,000円以上
本会の目的に賛同し、その事業活動に参画するとともに
事業遂行のための援助をなす法人又は団体
賛助会員
1口 6,000円
本会の事業に協力しようとする個人,法人又は団体

 

事業

上記の目的を達成するために、本会は次の事業を行います。

  1. 電気化学に関する調査及び研究
  2. 電気化学に関する情報の収集及び提供
  3. 電気化学に関する研究会、セミナー等の開催
  4. 電気化学に関する研究者への助成
  5. 電気化学に関する普及及び啓発
  6. 電気化学に関する内外関係機関等との交流及び協力
  7. 前各号に掲げるもののほか、本会の目的を達成するために必要な事業

諸行事

通常総会

毎年3月に東京で開催します。

大会

毎年春と秋の2回開催。通常の研究発表会のほか、特別講演、パネル討論、懇親会などを行います。講演資格は、春の大会は原則として会員に限りますが、秋の大会は非会員の講演も認めています。会期は2日ないし3日間で、研究発表会の件数は、春が約800件、秋は600件内外です。ちなみに参加登録者数は、春がおよそ1,700名、秋はおよそ1,500名に上ります。

討論会・講演会

本部(企画担当は電気化学普及委員会)および各支部、各専門委員会等の主催・共催によって、電気化学に関係したさまざまな分野のテーマ別討論会、講演会、講習会、セミナーなどを毎年開いています。

出版活動

会誌

1. 「Electrochemistry」 2018年より電子ジャーナル化(J-Stageにアップ/オープンアクセス/1.3.5.7.9.11月発行)
2. 新会誌「電気化学」2018年から季刊誌として発行 (3.6.9.12月 年4回発刊)

電気化学便覧第6版

電気化学研究者必携の書。平成25年1月、丸善より発行。B5判850頁

電池はどこまで軽くなる?-くらしを支える電子とイオン

創立80周年を記念して、教育と啓蒙の書。平成25年12月、丸善より発行。B6判158頁

新しい電気化学

創立50周年を記念して刊行。電気化学の基礎知識と新しい研究分野を紹介した成書。昭和59年6月培風館より発行。A5判264頁

基礎電気化学測定法

電気化学実験解説書として昭和56年10月発刊。B5判72頁(絶版)

新編 電気化学測定法

同上、昭和63年9月発刊。A4判 204頁(絶版)

続 電気化学測定法

同上、平成7年12月発刊。A4判 158頁(絶版)

先端電気化学

本会の創立60周年を記念して刊行した単行書。平成6年9月丸善より発行、平成13年第4刷。A5判 398頁

電気化学測定マニュアル

電気化学のかゆいところに手が届く実験書
(基礎編)平成14年4月丸善より刊行。A5判151頁
(実践編)平成14年8月丸善より刊行。A5判164頁

Q&Aで理解する電気化学の測定法

測定法をQ&Aとしてまとめた書。平成21年11月みみずく舎より刊行。A5判208頁

国際交流

アメリカ電気化学会(ECS)との合同大会(開催地ホノルル)

第1回:1987年10月
第2回:1993年5月  
第3回:1999年10月
第4回:2004年10月
第5回:2008年10月 (PRiME2008)
第6回:2012年10月 (PRiME2012)
第7回:2016年10月予定(PRiME2016)

国際電気化学会(ISE)

第40回会議を1989年9月に京都で開催。
第49回会議を98年9月に北九州で開催(日本学術会議と共催)
2011年9月に新潟で開催

アジア電気化学会議

1995年5月に大阪で開催
1999年5月に東京で開催
2002年5月に韓国・済州島で開催
2005年5月に中国・上海で開催
2008年5月に台湾・台北で開催
2010年5月に熊本で開催

他学協会との協力

国内:日本工学会エコデザイン学会連合JABEEGSCネットワーク日本化学連合に加盟しています。
海外:ECSISE

表彰

本会の表彰規則にもとづき、毎年春の大会で、電気化学および工業物理化学に関する産業・学術の発展に顕著な業績を挙げた方々を表彰します。

功績賞:個人会員

本会個人会員として長年にわたり学会活動を行い、かつ電気化学および工業物理化学の進歩発展に顕著な業績を挙げた者で、理事会より推薦された者。

学会賞(武井賞):個人会員対象

電気化学および工業物理化学の進歩発展に寄与する優れた研究を行い、その業績を本会会誌ならびに関連学会誌に発表した者の中から選考。

学術賞:個人会員または法人会員・特別法人会員所属の個人対象

電気化学および工業物理化学の分野において先駆的な研究業績を挙げ、原則として50歳以下の者の中から選考。

技術賞(棚橋賞):個人会員または法人会員・特別法人会員所属の個人対象

電気化学および工業物理化学を基礎とする技術開発を行い、顕著な業績を挙げた者の中から選考。

進歩賞(佐野賞):個人会員または法人会員・特別法人会員所属の個人対象

電気化学および工業物理化学に関する研究または新しい技術の開発を進め、その進歩が顕著であると認められる35歳以下の者の中から選考。

論文賞

前年度の本会会誌に掲載された論文の著者のうち、とくに優れた者の中から選考。

女性躍進賞:女性研究者・技術者の個人対象

電気化学および工業物理化学に関する独創性の高い研究または新しい技術開発を進め、今後の活躍が期待される女性研究者・技術者の中から選考。本会会員に限定しない。

会員の特典

  1. 個人会員、名誉会員、特別法人会員、法人会員及び賛助会員は、会誌「Electrochemistry(電気化学および工業物理化学)」を無料で配布されます。学生会員はJ-STAGEよりダウンロード。
  2. 個人会員、学生会員及び名誉会員は論文を投稿することができます。
  3. 個人会員、学生会員、名誉会員及び専門研究会員は大会はじめ各種の研究発表会において講演することができます。
  4. 会員は本会(支部、専門委員会、研究技術懇談会共)で行う講演会、討論会、講習会、見学会などの各種の事業に参加できます。
  5. 会員は各支部に所属してその活動に参加することができます。
  6. 本会は特許庁指定団体となっております。

入会を希望される方は下記宛ご連絡下さい

〒101-0065 東京都千代田区西神田3丁目1-6 日本弘道会ビル 7F
電気化学会会員係
電話(03)3234-4213(代表)
FAX(03)3234-3599

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